【SNS運用】集めるべきフォロワーとは？何を期待してフォロワーを集める？

SNS運用 において フォロワー という概念は重要です。

“フォロワー1万人！”

と聞いて、すごいと思いますか？

それでは、こういう表現ではどうでしょう？

“フォロー数1万人、フォロワー1万人”

どうでしょう？
同じすごさを感じますか？

すごいという感情は、人によって基準が違いますが、では、その1万人という数字に何を期待した上ですごいのか、気になるところです。

いくつか例を出します。

【 フォロワー獲得のメリット 】 フォロワー に期待できることとは?

① フォロワー による情報の分散(感度:低)

　1万人に情報を届けたい(表示させたい)だけだったら、この方法は時間がかかりますが有効です。フォローしてくれているフォロワーの各SNSのタイムラインにあなたの投稿は表示されます。

ですが、あなたの投稿に興味があるかは別の話です。この場合のフォロワーは、なぜあなたをフォローしたのでしょう？そう、あなたがフォローしてくれたお返しですよね。社交辞令です。そんな相手があなたに興味があるでしょうか？ないとは言い切れませんが、基本的に興味はないと思います。なんなら、誰をフォローしたのかもそのフォロワーは覚えてないでしょう。それでは相互フォロー目的はなんでしょうか？

　

いろいろあると思いますが、大体はフォロワーという項目の数字を増やすのが目的です。YouTubeのチャンネル登録者を1000人集めるために、「相互登録お願いします！」と言われている方もいらっしゃいますが、フォロワー項目の数が増えたらいいのでしょうか？ただチャンネル登録者の数を自慢したいのでしょうか？

まぁ、そういう方もいらっしゃいますが、大抵の方は、YouTubeのチャンネルを収益化させたいはずです。その際、チャンネル登録者数1000人以上、総再生時間4000時間以上という基準がありますが、これはあくまで目安です。

　

YouTube側すなわちGoogle側は企業の広告を表示することで利益を出しています。 つまり 、YouTubeチャンネルを有する方に広告を表示できるチャンネルを作って欲しいのです。そのために様々な基準があるのですが、公開はほとんどされていません。そんな中、そのチャンネルに興味のないユーザーを1000人以上集め、その中の少数のユーザーが異常にたくさん再生しているチャンネルを評価したいでしょうか？そんな訳ないですよね。

　

　最近は、収益化していないチャンネルにYouTube側が広告を貼るようになりました。もちろんチャンネル所有者に利益はありません。これは予測ですが、チャンネル登録者数を非表示にして「チャンネルを収益化させた」と言って、コンサルをする詐欺行為も横行すると思います。そういった意味でも、本質を見抜けるようになりましょう。

　　

　相互フォロー、フォロワー購入のメリットは、フォロワー数の項目を見せ、リテラシーの低いユーザーハッタリがかませるくらいでしょう。上手い人は、そこから無理矢理商品を売ったりするのでしょうが、一般の方はこのやり方をしても、特に意味ないです。

　

　

　

② フォロワー による情報の分散(感度:高)

①ではただ集めたフォロワーでしたが、②は違います。ちゃんと情報発信し、無理に登録させたのではなく、ユーザーが自分の意思でフォローしてくれた場合のお話です。

この時点でお分かりかもしれませんが、この場合のフォロワーはあなたに興味があります。目的は人それぞれです。例えば、あなたの見た目が良いから見ていたい、あなたの発信する情報が有益、あなたのチャンネルを真似して自分もやってみたいなどです。

こういったフォロワーの場合、継続的にあなたの発信を見てくれるだけではなく、友人にシェアしたりしてくれます。そう、勝手に広げてくれるのです。コスパ最高です。
別の機会でお話しますが、悪用されるのも同じ手順です。

　

　

　

③ フォロワー はアンチから守ってくれる

紙一重ですが、あなたのアンチになる方もいます。あなたの発信の真偽は置いておいて、どんなに良いことしてもアンチは発生します。ゴミ拾いをしただけで叩かれる世の中です。どうしようもありません。

こういった世の中だからこそ、クローズドなコミュニティが流行っています。ファン側も選ばれる時代です。オープンなコミュニティの場合、不特定多数のユーザーがあなたのアカウントのもとへ来ます。YouTubeを例にすると、コメント欄がユーザーの表現の場です。

様々なチャンネルのコメントを見ていただくと分かりますが、必ず否定しているユーザーがいます。そういった方は、揚げ足取りに命をかけています。その際、あなたのファンがコメント欄で、アンチに反論したり、あなたに気にすることはないと言った嬉しい言葉を投稿してくれたりします。こういう風に助けてくれるファンもいます。

　アンチの意見は基本的にそのコミュニティにとってノイズです。稀に気付かなかった点を指摘してくれて、コミュニティの改善に繋がることもあります。が、だいたい投稿者への誹謗中傷です。慣れはしますが、誹謗中傷は傷付くので、そういった意味でもクローズドなコミュニティの方が活動しやすかったりします。

　

　

　

④ フォロワー が商品を購入してくれる

フォロワーの感度は人それぞれですが、情報が届くので、あなたの商品を購入してくれる可能性があります。その際、フォロワーが何にメリットを感じてあなたをフォローしているかが重要です。

　

あなたを応援したいと思うフォロワーの場合、あなたがファン向けのタオルなどのグッズを売っても売れると思います。一方、心理学で恋愛について語る発信者が、同じくファン向けのタオル売ったらどうなるでしょう？タオルのクオリティが高く、大衆受けするものなら売れますが、発信者の写真がプリントされたものは売れません。なぜかというと、そのチャンネルのフォロワーは、心理学と恋愛の情報に興味あり、その情報が得られるのをメリットと感じてフォローしているだけで、発信者自身には特に興味がないからです。

　

期待している心理学や恋愛の情報、発信者の考えからかけ離れた、発信者の見た目にフォーカスした商品は売れる訳ないですよね。ここで補足ですが、タオルの色や使い方で、心理学的にモテやすいなどと訴求すると話は別です。この違いは大丈夫でしょうか？また別記事で、フォロワーが何に夢中かを書きますね。

まだまだありますが、今回は以上です。

最後に

SNS の運用を学ぶことで、現実世界に起きていることも理解しやすくなります。ぜひ、学びましょう。これからどんどん規制が強くなるのは容易に想像できます。その際、規制される側になると時間が勿体無いです。規制が強化されると、犯罪も巧妙になってきます。その際、しっかりリテラシーを高めておけば、騙される可能性を限りなく小さくできると思います。

　リスクだけ知るのではなく、有効な活用を学び、未来を切り開きましょう!